Macのマウス設定をWindowsのマウス感覚に近づける
概要
背景
仕事ではWindowsを使用しているため、Macでマウスを使用した際にスクロールの方向が逆など感覚が違って不便に感じることがあります。そこでMacのマウス設定をWindowsの設定に近づける方法について紹介します。
目的
ツールを使用してMacのマウス設定をWindowsのマウスの感覚に近づけます。
方法
MOSを使用する
MOSとは
MOSとはMacOS上のマウスに対してスクロールを滑らかにし、スクロール方向を独立して設定するために使用される軽量のツールです。
ダウンロード
MOSダウンロードはこちらのページから行えます。「Download Now」をクリックすると.dmgファイルがダウンロードされます。

インストール
.dmgファイルを起動するとインストーラが起動します。MOSのアプリケーションをApplicationsのフォルダに移動します。

起動
MOSのアイコンをクリックしてアプリを起動すると、セキュリティのメッセージが表示されます。

アップルのメニューからセキュリティの設定を開いてMOSの起動を許可します。


基本設定
Windowsの設定に近づけるためにMOSの設定を変更していきます。
Generalのタブを開きます。「Smooth Scrolling」,「Reverse Scroll」,「Launch on Login」それぞれにチェックを入れます

スクロール設定
デフォルトのままだとスクロールした際に、余韻?があって違和感があるので私は以下の設定にしています。 完全に同じようにはなりませんが、おおよそWindowsと似たような操作感になります。
- Step:45.00
- Speed:3.00
- Duration:2.35

Logicool Optionsを使用する
Logicoolのマウスを使用されている方は、Logicoolから提供されいてるソフトウェア「Logicool Options」の設定を変更することでスクロールの方向が調整できます。
スクロール設定
Scroll directionの設定をStandardに設定してください。

Macのトラックパッドは素晴らしいです。ブラウジング等であればマウスは必要ないと思います。ただし、動画の編集などスクロール等が多い場合はマウスがあると便利です。
ちなみに私はM590GTという型番のマウスを使用しています。静音マウスが良かったのと、横スクロールができるためこちらを選択しました。費用と性能のバランスが取れていて、非常に使いやすいです。
ジェスチャー設定
ミドルボタンはトラックパッドと同等になるように以下のような設定を割り当てています。最初はGestureが使いにくいと感じましたが、慣れればトラックパッドと大差ない使用感です。

キーボード設定
ついでにキーボードの設定をWindowsと類似の配置にするための方法について説明します。キーボードに関してはMacに設定を変更するための機能がすでに搭載されています。
システム設定
System PreferenceからKeyboardの設定画面に入ります。

画面右下のModifier Keys…を選択します。

設定を以下の画面のように変更してください。

Macのキー配置で半角/全角を切り替えるMacのキー配置はすごく気に入っています。そのため今回とは逆にWindows側の設定を変更してMacに合わせています。PCまなぶ様の動画(7:48~)に設定方法の紹介がございますので、ご参照ください。このキー配置についてはMacユーザーでない方も、キー入力が非常に楽になるのでオススメです。是非試して見てください!
まとめ
ツールを使用してMacのマウス設定をWindowsのマウスの感覚に近づける方法を紹介しました。Windowsを普段活用されている方は記事を参考にしていただき、マウス設定の変更を試してみてください。